内窓や窓交換の国の補助金は「先進的窓リノベ2026事業」です。
補助額は窓1か所ごとの定額で、戸建ての内窓なら1か所2万2千円〜14万円(性能とサイズによる)。
1申請の合計5万円以上が条件で、上限は住宅1戸あたり100万円です。
期限は予約が11月16日、交付申請が12月31日まで。2026年10月20日時点で、申請額は予算の30%です。
申請するのはあなたではなく登録された工事業者(窓リノベ事業者)。まず登録事業者かどうかを確かめてください。
数字は「予算に対する申請額の割合」です。100%で受付が終わります。
| 事業 | 申請額の割合 |
|---|---|
| 先進的窓リノベ2026事業 (内窓・外窓・ガラス・ドア) |
30%
|
| みらいエコ住宅2026事業(リフォーム) | 10%
|
| 給湯省エネ2026事業(参考) | 51%
|
出典:住宅省エネ2026キャンペーン公式サイト。公式は毎日午前中に更新、この欄は毎週更新します。上記の資料をもとに当サイトが編集・加工して作成。
補助金でいくら戻るのか、今から頼んで間に合うのかを知りたい。
この記事では、国と自治体の公式サイトに書かれている内容だけで、窓の補助金を整理します。
金額の決まり方と計算例、対象の条件、申請の流れ、締切、自治体の上乗せの順に説明します。
制度は途中で変わることがあります。
契約の前には、公式サイトと工事業者に最新の条件を確認してください。
窓の補助金2026の予算はあとどれくらい?
2026年10月20日時点で、先進的窓リノベ2026事業の申請額は予算の30%です。
予算額は1,125億円(令和7年度補正予算)です。
公式サイトでは、申請額の割合を毎日午前0時時点で集計し、その日の午前中に公表しています。
100%に達した時点で、交付申請(予約を含む)の受付が終わります。

9月の申請額は約57.9億円で、予算1,125億円の約5%にあたります。
7月から9月の申請額は、それぞれ予算の5〜6%ほどです。
毎日公表される割合は、10月4日の27%から10月20日の30%へ、16日間で3ポイント増えました。
仮に月5〜6ポイントのペースが続くと、年末までに増えるのは15ポイント前後です。
単純に計算すると、12月31日の時点でも予算は残る見込みになります。
ただし、寒くなる時期に申請が増えれば、ペースは上がるかもしれません。
なにより先に来るのは「12月31日」という期限です。
予算が残っていても、年内に工事と申請が終わらなければ補助は受けられません。
補助額の決まり方|窓1か所ごとの「定額」を足し上げる
先進的窓リノベ2026事業の補助額は、工事費の何割という決め方ではありません。
窓1か所ごとに決まった金額を、すべて足し上げた額が補助額です。

1か所の金額は、次の3つの要素で決まります。
さらに、工事の種類ごとに金額の表が分かれています。
工事の種類は、内窓設置、外窓交換、ガラス交換、ドア交換の4つです。
性能区分とサイズは、メーカーが発行する「性能証明書」に書かれています。
見積もりの段階で、窓ごとの区分を業者に教えてもらうのが確実です。
補助額の合計には、下限と上限があります。
✓ 上限:住宅1戸あたり100万円まで
✓ 同じ家で複数回に分けて申請することもできる(上限100万円の範囲内)
複数回に分ける場合は、申請ごとにすべての条件を満たす必要があります。
つまり、2回目の申請も、それだけで合計5万円以上が必要です。
工事の種類別・主な補助額の表(戸建住宅)
ここでは、戸建住宅の補助額を公式の表から抜き出して紹介します。
金額はすべて、窓1か所(ガラス交換はガラス1枚)あたりです。

内窓設置は、今ある窓の内側にもう1つ窓を付ける工事です。
今ある窓はそのまま残ります。
同じサイズ・同じ性能でも、外窓交換は内窓設置より補助額が大きくなっています。
そのぶん工事も大がかりになるため、費用と補助額の差し引きで比べるのが大切です。
外窓交換のカバー工法は、今の窓枠の上に新しい窓枠をかぶせる方法です。
はつり工法は、今の窓枠ごと取り外して新しい窓枠を付ける方法です。
ガラス交換は、今のサッシをそのまま使い、ガラスだけを複層ガラスなどに替える工事です。
ガラス交換の性能区分は、ガラスとサッシの組み合わせで決まります。
ドア交換も補助の対象ですが、窓の工事と同じ契約で、同時に申請する場合に限られます。
玄関ドアだけを交換する工事は、この事業の対象になりません。
マンションなどの集合住宅は、内窓の補助額が戸建てより少し高く設定されています。
外窓交換とドア交換は、4階以上の中高層集合住宅でさらに高い表が使われます。
わが家ならいくら?工事内容別の計算例
公式の補助額表を使って、よくある工事の組み合わせで計算してみます。
サイズは目安で、実際の区分は製品の性能証明書の面積で決まります。
面積は、内窓の幅×高さで考えると目安がつかめます。
たとえば幅1.7m×高さ1.8mの掃き出し窓なら約3.1㎡で、「大」の区分です。
幅1.7m×高さ1.2mの腰窓なら約2.0㎡で「中」、幅0.6m×高さ0.8mの小窓なら約0.5㎡で「小」です。
ケース④のSでは、合計が4万4千円で5万円に届かず、申請できません。
小さな窓だけを直すときは、この下限に特に注意が必要です。
同じ工事でも、性能をSからPに上げると補助額は大きく増えます。
一方で製品の価格も上がるため、見積もりはPとSの両方で出してもらうと比べやすくなります。
また、1つの開口部に複数の製品を付けても、補助額に入れられるのは1つの製品だけです。
既存の外窓1つに3つ以上の内窓を付ける工事は、原則として対象外です。
補助の対象になる人・住宅・工事の条件
補助の対象になるのは、窓リノベ事業者と工事請負契約を結び、窓のリフォームをする住宅の「所有者等」です。
ここでいう「工事の着手」は、契約した工事のうち最初の工事に取りかかることです。
窓の工事に限らないため、同じ契約に他の工事がある場合は注意が必要です。
反対に、次のような工事は対象になりません。
- 自分で買った窓や製品の取り付けだけを業者に頼む工事(施主支給・材工分離)
- 中古品や展示品を使う工事
- 外気に面していない窓(室内の間仕切りの窓など)の工事
- 窓の位置を変える、開口部を広げる、新しく開口部を作る工事(例外あり)
- 交換前より窓の数を増やす工事
- 既存の外窓1つに対して、内窓を3つ以上付ける工事(例外あり)
- 窓と平行でない内窓や、窓の開口面から室内側に50cmを超えて付ける内窓
- 工事にかかる費用が補助額に満たない工事
- 先進的窓リノベ2025事業までに補助を受けた窓(ガラス)・ドアの工事
出窓に内窓を付ける場合も、形や構造によっては対象にならない場合があると公式サイトに書かれています。
出窓がある家は、見積もりの段階で業者に確認してください。
申請の流れ|あなたがやることは3つだけ
先進的窓リノベ2026事業では、消費者が自分で申請することはできません。
申請も補助金の受け取りも、登録された窓リノベ事業者が行います。

流れの中で、あなたが関わるのは主に次の3つです。
共同事業実施規約は、事務局が決めた様式の取り決めです。
補助金をどう受け取るか、申請できなかったときの負担をどうするかなどを決めます。
還元の方法は、工事代金に充てるか、現金で受け取るかの2つです。
現金の場合、事業者は補助金の交付から遅くとも2か月以内に支払うことになっています。
規約には、申請手続きの事務手数料の有無も書く項目があります。
見積もりの段階で「手数料はかかるか」を聞いておくと安心です。
工事の前には、補助の対象になる窓すべての写真が必要です。
公式サイトでは、工事前の写真を撮り忘れた場合は補助金を受けられないとされています。
補助金の振込は、交付決定から1〜2か月が予定とされています。
工事が終わってすぐに戻るお金ではない、と考えておきましょう。
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いつ頼むべき?予約・締切・工期から逆算する

交付申請は、契約したすべての工事が終わり、引渡しを受けた後に行います。
つまり12月31日までに、工事の完了と書類をそろえた申請の両方が必要です。
交付申請の予約は、予算を一定期間確保しておける仕組みです。
予約をするかどうかは、事業者が予算の状況を見て判断します。
現地調査から取り付けまでの日数は、業者や製品によって違います。
見積もりの時に、工事日と完了日の見込みを必ず確認してください。
上の目安は、公式の締切から逆算した一例です。
申請は工事のあとなので、締切の直前に契約すると間に合わないおそれがあります。
みらいエコ住宅2026事業・給湯器の補助金との関係
窓のリフォームには、国の「みらいエコ住宅2026事業」も関係します。
公式サイトの併用ルールは、次のとおりです。
✓ 先進的窓リノベの要件を満たす窓は、予算が残っている間は先進的窓リノベに申請する
✓ 先進的窓リノベの「5万円以上」は、先進的窓リノベの分だけで満たす(合算できない)
✓ 同じ窓(ガラス)・ドアに、国の他の補助を重ねて受けることはできない
みらいエコ住宅2026事業のリフォームは、決められた部屋で断熱などの工事を組み合わせることが前提です。
内窓を1か所付けるだけで使える制度ではない点に注意してください。
先進的窓リノベの性能に届かない窓でも、みらいエコ住宅2026事業の対象になる場合があります。
どちらの事業で申請するかは、登録事業者に相談するのが確実です。
給湯器の交換を一緒に考えている場合は、別の「給湯省エネ2026事業」があります。
金額や締切は給湯器の補助金2026の記事で整理しています。
自治体の上乗せ補助|確認できた例
国の補助金とは別に、都道府県や市区町村が窓の断熱改修に補助を出していることがあります。
ここでは、公式ページで内容を確認できた例だけを紹介します。
東京都の制度で特に注意したいのは、順番です。
事前申込より先に契約や工事をすると、都の助成の対象になりません。
東京都の助成金額は、国の補助と合わせて、税抜きの助成対象経費を超えない範囲に調整されます。
国の補助と組み合わせる場合は、契約の前に業者と金額の見込みを確認してください。
広島県の制度は、国の交付決定が出た後に申請する仕組みです。
国の交付決定が申請期限に間に合わない場合は、県の補助は受けられないとされています。
国の先進的窓リノベ2026事業では、自治体の補助制度は、国費が充当されているものを除き併用できるとされています。
ただし、自治体の側に独自の条件があるため、必ず申請先に確認してください。
ほかの地域の制度は、住宅リフォーム推進協議会の「地方公共団体の支援制度検索」で探せます。
住宅省エネ2026キャンペーンの公式サイトからもリンクされています。
窓の補助金がもらえなくなる、よくある失敗
補助金は、条件を1つ外すだけで対象外になります。
公式サイトの注意書きから、特に気をつけたいものをまとめました。
- 登録のない業者と契約した → 契約前に公式サイトの事業者検索で確認
- 工事前の写真がない → 撮り忘れは補助を受けられない。事業者に撮影を依頼
- ネットで買った内窓の取り付けだけ頼んだ → 施主支給は対象外
- 小窓だけで合計5万円に届かなかった → 見積もりの段階で合計額を確認
- 東京都の事前申込の前に契約した → 都の助成の対象外。順番を確認
- 12月に入ってから契約した → 工事と申請が年内に間に合わないおそれ
補助を受けた窓やドアは、補助事業の完了から10年間、事務局の承認なしに処分できない決まりもあります。
転居や建て替えの予定がある場合は、事前に事業者を通して確認しましょう。
ただし、窓を付けた住宅をそのまま住宅として売ったり貸したりする場合は、この制限の対象外とされています。
また、事務局が行う調査に協力する義務があることも、公式サイトに書かれています。
協力を断ると、補助金の返還などを求められる場合があります。
内窓・窓リフォームの補助金についてよくある質問
Q. 内窓の補助金はいくらもらえますか?
先進的窓リノベ2026事業では、内窓1か所ごとに定額が決まっています。
戸建住宅の場合、性能区分Pで3万6千円〜14万円、Sで2万2千円〜7万6千円です。
金額は窓のサイズで変わります。
1申請の合計が5万円以上であることが条件で、上限は住宅1戸あたり100万円です。
Q. 内窓の補助金は自分で申請できますか?DIYでも対象になりますか?
どちらもできません。
申請は、事務局に登録された窓リノベ事業者が行います。
補助金は事業者を通して、工事代金への充当か現金で還元されます。
自分で買った製品の取り付けだけを頼む工事や、DIYでの取り付けも対象外です。
Q. マンションや賃貸住宅でも使えますか?
使える場合があります。
公式サイトでは、補助の対象者に住宅の所有者のほか、賃借人や集合住宅の管理組合も含まれています。
集合住宅は戸建てと補助額の表が分かれています。
マンションでは管理規約で窓の工事に決まりがある場合があるため、事前に管理組合に確認してください。
Q. 窓の補助金の申請期限はいつですか?
先進的窓リノベ2026事業の交付申請は、予算上限に達するまで、遅くとも2026年12月31日までです。
交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日までです。
申請は工事完了・引渡しの後に行うため、年内に工事を終える必要があります。
Q. みらいエコ住宅2026事業と併用できますか?
同じ家で両方の事業を使うことはできますが、1つの窓に両方の補助を受けることはできません。
先進的窓リノベ2026事業の要件を満たす窓は、予算が残っている間は先進的窓リノベ2026事業に申請します。
また、5万円以上の条件は先進的窓リノベ2026事業の分だけで満たす必要があります。
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まとめ|まずは窓リノベ事業者に見積もりを
内窓や窓交換の国の補助金は、先進的窓リノベ2026事業です。
窓1か所ごとの定額を足し上げ、合計5万円以上・1戸100万円までが補助されます。
戸建ての内窓なら、1か所2万2千円〜14万円です。
掃き出し窓1か所と腰窓2か所なら、性能区分Pで20万5千円、Sで12万円になります。
期限は、予約が11月16日、交付申請が12月31日まで。
予算が上限に達すれば、それより早く終わります。
最初の一歩は、登録された窓リノベ事業者から見積もりを取ることです。
あわせて、お住まいの自治体の上乗せ補助も確認してみてください。
本記事は、公的機関の情報や一般的な費用相場をもとに、かたづけガイド編集部が作成・確認しています。制度や費用相場は時期・地域・事業者により異なるため、最新かつ正確な情報は各機関や各自治体でご確認ください。
- 住宅省エネ2026キャンペーン【公式】(予算の執行状況)
- 先進的窓リノベ2026事業【公式】
- 先進的窓リノベ2026事業 事業概要(予算・上限額・対象期間)
- 先進的窓リノベ2026事業 対象要件の詳細(住宅)
- 先進的窓リノベ2026事業 申請手続きの詳細(住宅)
- 先進的窓リノベ2026事業 対象工事の詳細【内窓設置】
- 先進的窓リノベ2026事業 対象工事の詳細【外窓交換(カバー工法)】
- 先進的窓リノベ2026事業 対象工事の詳細【外窓交換(はつり工法)】
- 先進的窓リノベ2026事業 対象工事の詳細【ガラス交換】
- 先進的窓リノベ2026事業 予算に対する補助金申請額の割合(月別状況)
- みらいエコ住宅2026事業 リフォーム
- クール・ネット東京 既存住宅における省エネ改修促進事業(令和8年度)
- 広島県 家庭におけるエコ窓普及促進補助金について
- 住宅リフォーム推進協議会 地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索


