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遺品整理の費用相場|間取り別の料金と内訳・安く抑える5つの方法

遺品整理の費用相場 遺品整理
📅 最終更新日:2026年8月25日|✍ かたづけガイド編集部が作成・確認
✔ この記事の結論
遺品整理の費用相場は、1R・1Kで5万〜20万円、1DK・2DKで10万〜40万円、2LDK・3DKで20万〜55万円、3LDK以上で30万〜80万円以上が目安です。
幅が広いのは、同じ間取りでも物量と搬出条件(階数・エレベーター・トラックを停める場所)で作業量が倍近く変わるためです。
総額を下げる方法は5つ。貴重品を先に自分で回収する/売れる物は買取に回す/自分でできる分別を済ませる/相見積もりを取る/繁忙期を避ける。なかでも相見積もりの効果が最も大きく、同じ条件でも数万円の差が出ます。

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🤔

「遺品整理っていくらかかるんだろう」と調べても、サイトによって数万円から100万円までばらばらで、自分の家がどこに当てはまるのか分からない。そんな状態のまま業者に連絡するのが不安、という声をよく聞きます。
費用でつまずくのは、こんなところです

  • 相場の幅が広すぎて、自分の家がいくらになるのか分からない
  • 見積もりの内訳が読めず、高いのか安いのか判断できない
  • 後から追加請求されないか不安
  • 遠方に住んでいて立ち会えない

遺品整理の費用相場|間取り別の料金表

遺品整理の費用相場|間取り別の料金表

遺品整理を業者に依頼したときの費用は、間取りと物量でおおよそ決まります。まず全体像として、間取り別の相場を並べます。

間取り 荷物の量の目安 費用相場 作業人数・時間の目安
1R・1K 少なめ(単身) 5万〜20万円 1〜2名・半日
1DK・2DK 中程度 10万〜40万円 2〜3名・半日〜1日
2LDK・3DK 多め(世帯) 20万〜55万円 3〜4名・1日
3LDK以上 非常に多い 30万〜80万円以上 4名以上・1〜2日

幅が大きいことに驚くかもしれませんが、これは同じ間取りでも物量が2倍以上違うことがあるためです。同じ1Kでも、必要最低限の物しかない部屋と、押し入れも床も物で埋まっている部屋では、運び出す量も作業時間もまったく違います。

実際の金額を知るには見積もりが必要ですが、この表の範囲から大きく外れた見積もりが出てきた場合は、その理由を必ず確認してください。相場の下限を大きく下回る提示は、後から追加請求される前提になっていることがあります。

料金の内訳|何にいくらかかっているのか

遺品整理の見積もりは、次の4つの要素でできています。総額だけを比べても判断できないため、内訳が書かれた書面をもらうことが前提になります。

項目 内容 確認すべきポイント
基本作業費(人件費) 作業スタッフの人数×作業時間 何名で何時間の想定か明記されているか
車両費 トラックの手配費用 トラックの台数とサイズが書かれているか
処分費 廃棄物の量に応じた処理費用 量の根拠(立方メートル・トラック台数)があるか
オプション 特殊清掃・消臭・ハウスクリーニング・供養など 必要な作業だけか、不要な抱き合わせがないか

総額の中で最も大きいのは基本作業費と処分費です。特に処分費は物量に比例するため、運び出す量を減らせば費用は確実に下がります。後半で具体的な方法を挙げます。

見積書の見方や追加料金の防ぎ方は遺品整理の見積もり相場|内訳の見方と追加料金トラブルの防ぎ方で詳しく解説しています。

費用が高くなる5つの条件

費用が高くなる5つの条件

同じ間取りでも金額が上振れするのは、次のような条件が重なったときです。

✓ エレベーターのないマンションの3階以上(階段作業で人件費が増える)
✓ トラックを建物のそばに停められない(搬出距離が長くなる)
✓ 物量が多く、床が見えない状態
✓ 大型家具・家電が多い(リサイクル料金や解体が必要)
✓ 作業日が指定されていて、繁忙期にあたる

この中で影響が大きいのは搬出経路です。1階と、エレベーターのない4階では、同じ物量でも作業時間が倍近く変わります。見積もりを依頼するときは、間取りと物量だけでなく「何階か」「エレベーターがあるか」「トラックを停められる場所があるか」を最初に伝えてください。伝えていないと、当日に追加請求される原因になります。

一軒家の場合は物量が多いことに加え、庭の物置や納屋まで含めると総量が跳ね上がります。戸建て特有の費用構造は一軒家の遺品整理費用|相場と高くなる理由・費用を抑えるコツにまとめています。

オプション費用の相場

基本の作業に加えて発生することが多いオプションの目安です。必要なものだけを選び、不要な作業が最初から組み込まれていないかを確認してください。

オプション 費用の目安 必要になるケース
ハウスクリーニング 1R・1Kで15,000〜40,000円程度 賃貸の退去時、売却前
消臭・除菌 20,000〜50,000円程度 においが残っている場合
特殊清掃 1R・1Kで10万〜40万円程度 発見が遅れた場合
仏壇・人形の供養 10,000〜50,000円程度 そのまま捨てたくない品がある場合
エアコン取り外し 5,000〜15,000円程度 設置されたままの空調がある場合

特殊清掃が必要になるケースでは総額の桁が変わります。該当する可能性がある場合は、遺品整理と特殊清掃の両方を扱う業者に相談したほうが、工程が分かれず結果的に安く済みます。詳細は特殊清掃とは|孤独死・事故現場の清掃費用と業者の選び方を参照してください。

賃貸と持ち家で費用構造はどう違うか

賃貸物件の場合は退去期限という時間の制約が加わります。家賃が日割りまたは月割りで発生し続けるため、作業を先延ばしにするほど総支出が増えます。退去日が決まっているなら、費用の安さよりも「その日までに確実に終わる業者か」を優先してください。

また、賃貸では原状回復の範囲が問題になります。壁紙の張り替えや床の補修は遺品整理業者の作業範囲外であることが多く、管理会社との交渉が別途必要です。ハウスクリーニングまで頼むのか、原状回復は管理会社に任せるのかを整理してから見積もりを取ると、余計なオプションを避けられます。

持ち家の場合は期限の縛りが緩い一方で、固定資産税や管理の負担が続きます。売却や解体の予定があるなら、そのスケジュールから逆算して遺品整理の時期を決めるのが合理的です。賃貸での進め方は賃貸アパートの遺品整理|退去期限までの進め方と費用相場にまとめています。

費用を抑える方法①:貴重品と思い出の品を先に取り出す

費用を抑える方法①:貴重品と思い出の品を先に取り出す

業者に依頼する前に、自分たちで探して回収しておくべき物があります。作業当日に「これも残して」「これは探して」が増えるほど、作業は止まり時間が延びます。

業者に頼む前に自分で回収しておくもの

1現金・通帳・印鑑・キャッシュカード
2権利証・保険証券・年金手帳などの重要書類
3遺言書(見つけた場合は開封せず家庭裁判所へ)
4写真・手紙・アルバムなど、思い出として残したい品
5貴金属・時計など、価値がありそうな品

これらを先に確保しておけば、当日は「全部運び出す」だけの単純作業になり、作業時間の見積もりが正確になります。捜索の依頼はオプション扱いで加算される業者もあるため、自分でできる範囲は済ませておくのが節約になります。

費用を抑える方法②:売れる物を買取に回す

遺品の中に価値のある品が残っている場合、買取に出すと現金化できます。遺品整理業者が買取も行っている場合は、査定額を処分費から差し引く形にしてもらえることがあります。

特に値がつきやすいのは、貴金属・ブランド品・骨董品・美術品・楽器・カメラ・未開封の酒類などです。一方で、一般的な家具や家電は製造から年数が経っていると値がつかないのが実情です。「売れるはず」と期待して作業を止めるより、査定に出すものだけ分けておくほうが効率的です。

売れる品の見分け方と押し買い対策は遺品の買取|売れる遺品の種類と高く売るコツ・押し買い対策で詳しく解説しています。

費用を抑える方法③:自分でできる範囲を切り分ける

全部を業者に任せるか、全部を自分でやるかの二択で考えると、費用も負担も最適になりません。現実的なのは分別と小物の処分は自分、大型品と搬出は業者という切り分けです。

衣類や書籍、日用品などは自治体のごみ収集で出せます。ここを自分で処理しておくと、業者が運び出す量が減り、処分費が下がります。一方で、タンスや冷蔵庫、ベッドなどの大型品は運び出しに人手が要り、無理をするとけがや建物の破損につながります。

ただし、自分でやる部分が多すぎると作業が終わらず、賃貸なら家賃が発生し続けます。「何日で終わらせるか」を先に決め、その期間で終わらない量なら業者に任せる、という判断が現実的です。自力で進める場合の手順は遺品整理を自分でやる方法|手順と注意点・業者に頼む判断基準を参照してください。

費用を抑える方法④:相見積もりを取る

費用を抑える方法④:相見積もりを取る

同じ部屋・同じ物量でも、業者によって見積もりは数万円単位で変わります。1社だけの提示では、それが高いのか安いのか判断できません。最低でも2〜3社から取ってください。

相見積もりの取り方

1同じ条件(間取り・階数・エレベーターの有無・物量・希望日)を全社に伝える
2訪問見積もりまたは写真・動画による見積もりを依頼する
3総額だけでなく、内訳と追加料金の条件を書面でもらう
4極端に安い提示があれば、何が含まれていないのかを確認する
💡 急がされたら一度止まる:その場で契約を迫る、値引きを理由に即決を求める、といった業者は避けてください。見積もりを持ち帰って比較する時間を確保することが、結果的に最も費用を抑えます。

費用を抑える方法⑤:時期をずらす

遺品整理には繁忙期があります。年末年始、年度末(3月)、お盆前後は依頼が集中し、料金が高めに設定されたり、希望日が取れず割増になったりします。

退去期限や法要の日程に縛られていない場合は、繁忙期を1か月ずらすだけで数万円の差が出ることがあります。逆に、期限が決まっているなら早めに予約を押さえてください。直前になるほど選べる業者が減り、価格交渉の余地もなくなります。

着手の時期そのものに迷っている方は遺品整理はいつから始める?時期・タイミングと進め方の目安も参考にしてください。

見積もりで必ず確認する7項目

✓ 総額と内訳(人件費・車両費・処分費・オプション)が書面にあるか
✓ 作業員の人数と作業時間の想定が書かれているか
✓ 追加料金が発生する条件と、その場合の単価
✓ 一般廃棄物収集運搬業の許可、または許可業者との提携の有無
✓ 古物商許可の有無(買取を伴う場合)
✓ キャンセル料の発生時期と割合
✓ 作業後の報告方法(写真・立ち会い)

特に重要なのが一般廃棄物収集運搬業の許可です。家庭から出るごみを収集運搬するには、市区町村の許可が必要です。許可のない業者に依頼すると、回収された物が不法投棄される可能性があり、依頼者側が責任を問われることもあります。

業者選びの基準は遺品整理業者の選び方|失敗しない5つの基準と悪質業者の見分け方にまとめています。

遺品整理と不用品回収、どちらを頼むと安いか

遺品整理と不用品回収、どちらを頼むと安いか

「遺品整理」と「不用品回収」は料金体系が違います。遺品整理は仕分けや貴重品の捜索、供養の手配まで含む前提で見積もられるのに対し、不用品回収はすでに要不要が仕分け済みの物を運び出す作業が中心です。

そのため、家族で仕分けを終えていて「あとは運び出すだけ」の状態なら、不用品回収として依頼したほうが安くなることがあります。逆に、何がどこにあるか分からない状態から始めるなら、遺品整理として依頼するほうが結果的にトラブルが少なくなります。

両者の違いと料金差の理由は遺品整理と不用品回収の違い|料金差の理由と失敗しない選び方で比較しています。

価値のある品が残っているなら、処分の前に査定を

貴金属・着物・骨董品・楽器・カメラなどが残っている場合、買取に回すと処分費から差し引ける、あるいは現金として戻ります。査定は無料で、売れなかった場合の費用はかかりません。2社を並べています。お住まいの地域が対象かどうかは、各社の公式サイトでご確認ください。

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支払い方法と、費用が用意できないときの選択肢

支払いは現金または銀行振込が中心ですが、クレジットカードや分割払いに対応する業者も増えています。一括で用意できない場合は、見積もりの段階で支払い方法を相談してください。

また、費用の負担者を誰にするかで揉めることがあります。相続人が複数いる場合、遺品整理の費用は相続財産から支払うのか、特定の相続人が立て替えるのかを先に決めておくと、後の精算で揉めません。領収書と作業前後の写真は必ず保管しておいてください。

なお、相続放棄を検討している場合は遺品に手をつけてはいけません。処分行為が「相続を承認した」とみなされる可能性があります。放棄の申述には原則3か月の期限があるため、迷っている段階では家庭裁判所や専門家に先に相談してください。

依頼から作業完了までの流れ

遺品整理を業者に頼むときの手順

1現地の状況(間取り・階数・エレベーター・物量)を整理する
22〜3社に同じ条件で見積もりを依頼する
3内訳と追加料金の条件を書面で確認し、依頼先を決める
4作業日までに貴重品・思い出の品を自分で回収しておく
5作業当日は開始時と終了時に立ち会い、残す物の確認をする
6作業後の写真や報告を受け取り、領収書とともに保管する

作業自体は1R・1Kなら半日、3LDK以上なら1〜2日が目安です。見積もりから作業日までは1〜2週間見ておくと余裕があります。退去期限が迫っている場合は、その旨を最初に伝えると日程を優先してもらえることがあります。

特殊な事情があるときの費用(孤独死・ゴミ屋敷化・大量の残置物)

通常の遺品整理と比べて費用が跳ね上がるのは、次のようなケースです。いずれも「間取り別の相場表」の外側にあると考えてください。

状況 追加で必要になる作業 費用への影響
発見が遅れた(孤独死) 特殊清掃・消臭・害虫駆除・床材の撤去 10万〜40万円程度が上乗せ
部屋がゴミ屋敷化している 分別作業の増加・トラック台数の増加 通常の1.5〜2倍程度
残置物が極端に多い一軒家 納屋・物置・庭まで含めた撤去 80万円以上になることも
建物の解体予定がある 解体業者との工程調整 遺品整理費用は下がる場合がある

解体予定がある場合は、家財を残したまま解体できるケースもあり、その場合は遺品整理の範囲を「残したい品の回収だけ」に絞れます。解体の予定があるなら、遺品整理を頼む前に解体業者へ相談すると、二重に費用を払わずに済むことがあります。

孤独死のケースでは、遺品整理と特殊清掃を別々に手配すると工程が分断され、総額が高くなりがちです。詳しい費用構造は孤独死の遺品整理|費用相場・特殊清掃・業者選びを完全解説でまとめています。

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よくある費用トラブル3つと防ぎ方

よくある費用トラブル3つと防ぎ方

国民生活センターには、不用品回収や遺品整理をめぐる相談が継続的に寄せられています。実際に起きやすいのは次の3つです。

トラブル 起きる原因 防ぎ方
作業後に追加請求された 見積もりが口頭だけ、内訳が曖昧 総額と内訳を書面でもらう
残してほしい物を処分された 残す物の指示が当日に口頭のみ 残す品はあらかじめ別室・別の箱にまとめる
回収物が不法投棄された 許可のない業者に依頼した 一般廃棄物の許可・提携の有無を確認する

3つに共通するのは、書面と事前の準備で防げるという点です。特に「残す物」は、当日に口頭で伝えるだけでは伝達漏れが起きます。別室に移す、養生テープで印をつける、といった物理的な区別をしておいてください。

契約や請求で納得できない場合は、消費者ホットライン「188」で最寄りの相談窓口につながります。見積書・契約書・作業前後の写真が手元にあると相談が進めやすくなります。

まとめ:相場は幅で理解し、条件を出して見積もる

遺品整理の費用は、1R・1Kで5万〜20万円、3LDK以上で30万〜80万円以上が目安です。幅が広いのは、間取りが同じでも物量と搬出条件で作業量が大きく変わるためで、相場表は「桁を外さないための目安」として使うのが正しい読み方になります。

総額を下げる方法は5つ。貴重品を先に回収する、売れる物は買取に回す、自分でできる分別を済ませる、相見積もりを取る、繁忙期を避ける。このうち相見積もりの効果が最も大きく、同じ条件でも数万円の差が出ます。

調べる時間が長くなるほど、賃貸なら家賃が、持ち家なら管理の負担が積み上がります。条件を伝えて金額を出してもらい、そのうえで判断するほうが早く、結果的に安く済みます。

📚 この記事の参考・出典

本記事は、公的機関の情報や一般的な費用相場をもとに、かたづけガイド編集部が作成・確認しています。制度や費用相場は時期・地域・事業者により異なるため、最新かつ正確な情報は各機関や各自治体でご確認ください。

相場を調べるより、条件を出して見積もりを取るほうが早い

遺品整理の費用は、間取りだけでなく物量・階数・エレベーターの有無・搬出経路で変わります。無料の一括見積もりなら、同じ条件で複数社の金額を並べて比べられるため、料金の払いすぎと追加請求の両方を防げます。立ち会えない場合の進め方も相談できます。

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