エコキュートの実際の購入価格は、工事費込みで370Lが50万〜70万円、460Lが60万〜70万円が目安です(ダイキン公式・成約価格の目安)。
メーカーのサイトにある100万円以上の価格は「事業者向けの積算見積価格」で、一般向けの販売価格ではありません(パナソニック・三菱電機・日立)。
容量は370Lが3〜5人、460Lが4〜7人が目安。
国の補助金で1台7万〜10万円(撤去加算あり)が戻ります。期限は予約11月16日・申請12月31日、2026年10月4日時点で予算の48%が申請済みです。
実際にはいくらで買えるのか、補助金でどれくらい安くなるのかを知りたい。
この記事では、メーカーの公式サイトと国の公式情報だけで、エコキュートの価格を整理します。
販売店や比較サイトの価格は使っていません。
メーカーの表示価格の意味、実際の購入価格の目安、容量の選び方、補助金、電気代の順に説明します。
メーカーの表示価格と、実際の購入価格は別物
エコキュートの価格を調べると、メーカーのサイトに100万円を超える価格が出てきます。
しかし、その多くは一般の人が支払う価格ではありません。

つまり、メーカーの表示価格は、販売店が見積もりを作るときの基準になる価格です。
実際の販売価格は、販売店ごとに決まります。
実際の購入価格の目安|工事費込み50万〜70万円
実際にいくらで買われているかの目安を、公式に出しているメーカーがあります。
ダイキンの「ご購入価格の目安」です。
メーカーの表示価格と比べると、半分前後の金額です。
ただし、これはダイキンで成約した案件の目安で、ほかのメーカーや販売店の価格を示すものではありません。
設置場所の状況、配管の長さ、基礎工事の有無、既存の機器の撤去などで、工事費は変わります。
自分の家の金額は、見積もりで確かめるのがいちばん確実です。
メーカー別の表示価格一覧(工事費別)
参考として、各メーカーが公式に表示している価格を紹介します。
どれも工事費は含まれていません。
パナソニック(セット価格・税込)
三菱電機(本体価格・税別)
日立・コロナ・長府(税込)
同じ460Lでも、フルオートか給湯専用か、薄型か、水道直圧かで表示価格が変わります。
機能が多いほど高くなる傾向は、実際の販売価格でも同じです。
価格を左右するタイプの違い
今の給湯器と同じ使い勝手にしたいなら、今の機能を確認してから選びましょう。
使わない機能を省けば、その分価格を抑えられます。
タンク容量の選び方|家族の人数が目安

目安の幅は、メーカーによって少しずつ違います。
お風呂の回数が多い、シャワーを長く使う家庭は、大きめの容量を選ぶとお湯切れの心配が減ります。
一方で、容量が大きいほど価格も上がります。
子どもの独立など、数年後の家族構成も考えて選びましょう。
補助金で実質いくら下がる?|給湯省エネ2026事業

性能加算の対象は、基本の性能の機種より5%以上CO2排出量が少ないものとして、一定の性能値を満たす機種です。
対象かどうかは、対象製品の検索ページで型番を入れて確かめられます。
たとえば、工事費込み60万円のエコキュートで性能加算の要件を満たし、電気温水器から替える場合は、補助は12万円です。
計算上の実質負担は48万円になります(補助金は事業者を通して還元されます)。
申請は自分ではなく、登録された事業者が行います。
期限は予約が2026年11月16日、交付申請が12月31日までです。
2026年10月4日時点で、予算の48%、撤去加算の予算の24%が申請済みです。
補助金の対象機器や流れは給湯器の補助金2026でくわしく解説しています。
電気代はどれくらい?|メーカーの試算
エコキュートを選ぶ理由として多いのが、電気代の安さです。
メーカーは、条件をつけて次のような試算を出しています。
電気代は、住んでいる地域、電気の料金プラン、お湯の使い方で大きく変わります。
電気温水器から替える場合は、差額が大きくなりやすいことが試算からも読み取れます。
ガス給湯器から替えると工事が増える
今がガス給湯器や石油給湯機の場合、エコキュートへの交換では工事が増えます。
パナソニックは、置き替えの注意として次の点を挙げています。
✓ 単相200Vの電源と専用ブレーカー、アース(D種接地)工事が必要
✓ 配管が細いと湯量が減るため、管径20mmの配管が勧められている
✓ ヒートポンプは寝室や隣家の近くを避けて置く
✓ ガス機器から替える場合は、事前にガス事業者へ連絡する
電気温水器やエコキュートからの交換に比べると、こうした工事の分だけ費用が上がりやすくなります。
見積もりでは、基礎・電気・配管の工事が含まれているかを必ず確認しましょう。
ヒートポンプだけの交換という選択肢
エコキュートは、屋外のヒートポンプと貯湯タンクの2つでできています。
ダイキンは、ヒートポンプだけを交換することもでき、その工事は約3時間と説明しています。
タンクは後から別に交換することもできるとされています。
故障した部分や使用年数によっては、丸ごと替えるより費用を抑えられる場合があります。
ただし、どちらを替えるべきかは、点検した業者に判断してもらいましょう。
使用年数ごとの考え方は寿命と交換時期の記事で解説しています。
購入までの流れ
見積もりで確認したいこと
✓ リモコン・脚部カバーなどの部材が含まれているか
✓ 基礎工事、配管、電気工事、既存の機器の撤去・処分が含まれているか
✓ 補助金の申請に対応している登録事業者か
✓ 本体と工事の保証の期間
メーカーの表示価格からの割引率だけで比べるのはおすすめできません。
工事の内容と保証まで含めた総額で比べましょう。
交換の時期に迷っている場合は、エコキュート・給湯器の寿命と交換時期も参考にしてください。
エコキュートの価格についてよくある質問
Q. エコキュートの交換費用は、工事費込みでいくらくらいですか?
ダイキンが公式に示している購入価格の目安では、370Lで50万〜70万円、460Lで60万〜70万円です。
機器代金と工事代金を含めた金額です。
2025年4月〜2026年3月に同社で成約した案件の販売価格をもとにした範囲です。
設置場所や配管の状況で金額は変わります。
Q. メーカーのサイトに100万円以上の価格が書いてありますが、本当にその値段ですか?
パナソニック・三菱電機・日立は、表示している価格を「事業者向けの積算見積価格」としています。
一般消費者向けの販売価格ではないと明記されています。
工事費も含まれていません。
実際の購入価格は、見積もりで確認してください。
Q. 何人家族なら何リットルを選べばいいですか?
各メーカーの目安では、370Lが3〜5人、460Lが4〜7人です(パナソニック・コロナ・ダイキン)。
三菱電機は370Lを主に3〜4人、460Lを主に4〜5人としています。
お湯をたくさん使う家庭は、1つ上の容量も検討しましょう。
Q. エコキュートの補助金はいくらですか?
給湯省エネ2026事業で、1台7万円、性能加算の要件を満たす機種は10万円です。
電気温水器を撤去して替える場合は2万円、電気蓄熱暖房機を撤去する場合は1台4万円が加わります。
予約は2026年11月16日、交付申請は12月31日までです。
Q. エコキュートにすると電気代は安くなりますか?
メーカーの試算では安くなる例が示されています。
三菱電機は、電気温水器の年間約17万円に対しエコキュートは約4万円と試算しています。
ダイキンは、ガス給湯器と比べて約64%削減と試算しています。
どちらも地域や料金プランなどの条件つきの試算です。
まとめ|表示価格ではなく、工事費込みの見積もりで比べる
メーカーのサイトにある100万円以上の価格は、多くが事業者向けの積算見積価格です。
ダイキンの公式の目安では、工事費込みで370Lが50万〜70万円、460Lが60万〜70万円です。
容量は家族の人数で選び、補助金で1台7万〜10万円(撤去加算あり)が戻ります。
補助金の期限は年内なので、検討中なら早めに見積もりを取りましょう。
本記事は、公的機関の情報や一般的な費用相場をもとに、かたづけガイド編集部が作成・確認しています。制度や費用相場は時期・地域・事業者により異なるため、最新かつ正確な情報は各機関や各自治体でご確認ください。


